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長崎くんち
こんにちは。
長崎市のピアノ教室「スタジオアポロ」主宰の野中です。ご訪問くださりありがとうございます♪
10月7日から9日にかけて、長崎の伝統行事「長崎くんち」が開催されました。
実はこっそりくんちファンの私...。
今年は前日朝の諏訪神社、そして中日は八坂神社へ。最終日は夜の庭先回りと、三日間たっぷりと堪能いたしました。
また今年は友人と協力して桟敷席の手配から気合いを入れ、ありがたいことにとても良いお席にご縁をいただき🙏
各踊町の皆さんの奉納踊りを間近で拝見し、その迫力と熱気に圧倒されました。
老若男女がひとつの想いをもって一体となり、誇りをもって舞台を創り上げている姿に何よりも心を打たれました。
舞台に立つ方々の眼差しには、緊張や責任感、そして喜びが入り混じり....その一瞬一瞬がまるで芸術作品のように美しく感じられました。
八坂神社はまた諏訪神社とは違った雰囲気。
より観客との距離が近く掛け声が飛び交い、会場全体が笑顔で包まれるような空気でした。
「ヨイヤー!」の掛け声が上がるたびに、観客が一体となる感覚を覚え胸が熱くなりました。
今年は連日見事な秋晴れに恵まれた一方で、昼間は気温が上がり、体力的にも厳しい三日間だったと思います。
それでも最後まで笑顔を絶やさず、力強く踊り抜く皆さんの姿に思わず涙がこみ上げました。
「伝統を守る」と、言うことは簡単ですが、その裏には想像をはるかに超える努力と覚悟があると思います。
今の忙しい現代社会の中で練習の時間、金銭的なご負担、そして日々の生活との両立。
それでもなお、自分たちの町の誇りを受け継ぎ、次の世代へと手渡していく姿に心から敬意と感謝の気持ちを抱きました。
なかには、わずか1歳(!)で初舞台を踏むお子さんの姿もあり、その可愛らしさに会場中が拍手と笑顔に包まれていました。
子供たちが伝統の一端を担う様子を見て子どもたちは町の、そして社会全体の宝だと改めて感じました。
踊り町の皆様、今年もたくさんの感動をありがとうございました!
伝統の力、人のつながり、そして心を込めて何かを続けていく尊さを、改めて教えてもらえた三日間でした♪