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2025年ありがとうございました
こんにちは、長崎市のピアノ教室スタジオアポロ、野中です。
今日で教室の通常レッスンは最後でした。
1年間楽しく通って頂きありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします♪
2025年のこの一年は、私にとって『Pedagogy』という言葉と向き合う時間でした。
Pedagogyとは、日本語では「教育学」や「教授法」と訳されることが多い言葉で、単なる教え方のテクニックではなく教師が学習者に知識を伝達する方法や戦略、指導の原則などを総合的に示す概念であり、特に子どもの教育においては、どのように教えるか?どのような姿勢で関わるか?といった指導のあり方そのものを含んでいます。
今年の初め、前から関心のあったアカデミーでこの言葉について学ぶ機会がありました。
その経験は新しい考えを与えてくれたというよりも「自分が大切にしたいと思っていたこと」をはっきりと自覚させてくれたと思います。
レッスンの内容を噛み砕いて私なりに解釈すると、それは講師が担う多面的な役割をどう考えるかという問いでもあります。
・相手を好きで、好かれる存在であること
・空気を和らげ心理的安全を提供すること
・感情面のケアをすること
・模範となり、刺激を与えること
そんな役割を通して、「生徒をどのような人に、どのような音楽家に育てたいのか」という視点を持ち続けること。
子どもを「成果を出す存在」ではなく一人の人格として尊重すること...。
ここ数年私が惹かれているのは、ピアノ演奏が講師や親の『成果』として見られがちな構造に疑問を持ち、そこからどうすれば抜け出せるのかを真剣に考えてきたアジアの指導者たちの姿勢です。
特に東アジアでは子どもの演奏の成果に対して、大人が過剰に関与してしまう文化が根強くあることは否定できない。
しかしそんな中でも近年は、「子ども自身の成長とは何か」「音楽を学ぶ意味とは何か」を問い直し、それを体系化してきたアカデミーが存在しています。
指導のテクニック論だけでなくこうしたことを体系的に真剣に考え続けている人たちがいることに強い刺激を受けました。
そしてその考え方は私自身が目指してきた指導の方法と重なるものでした。
自分の考える指導に、やっと目標が見つかって何を頑張るのか明確になった1年。
フリーダムなレッスン風景を見守ってくださる保護者の皆様のおかげで色んなことにチャレンジできています。
ありがとうございます。
学びたいことはまだまだたくさんあります。
これからも考え続け、学び続けることをやめずにいたいと思います。


