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ショパンコンクールが開幕しました
こんにちは。 長崎市のピアノ教室スタジオアポロ主宰の野中です。
ご訪問くださりありがとうございます。
10月に入り、世界中のピアノファンが注目するショパン国際ピアノコンクールがいよいよ開幕しました。
5年に一度、ポーランド・ワルシャワで開催されるこのコンクールは、若きピアニストたちの登竜門として知られており世界中から予備予選を勝ち抜いた才能あふれる参加者たちが、ショパンの音楽を表現します。
審査はすべて公開で行われ、YouTubeでリアルタイム配信・アーカイブ視聴もできるため、世界のどこにいてもその瞬間を共有できるのが魅力なのです。
私は予備予選からアーカイブで観ていますが、今回も本当に素晴らしい演奏が続いています。
個人的に注目しているのは、ドイツに生まれ育った日本人の若手ピアニスト・中川優芽花さん。
彼女の音色には清らかさの中に芯のある力強さがあり、次の演奏も期待しています。
また、1980年にアジア人として初めてショパン国際ピアノコンクールで優勝したベトナムのピアニスト、ダン・タイ・ソンの門下生が多く出場していることにも注目しています。
大好きなピアニストの1人、ダン・タイ・ソンの演奏は学生時代から何度聴いても深く心に残るもので、その教えが次世代へと受け継がれているのだと思うと胸が熱くなりますね。
全員経歴も華やかなピアニスト達のステージですが、緊張が伝わりドキドキハラハラすることも。
大きなステージだからこそ、そこまでに費やした練習、努力。力を発揮しなければいけないという重圧。想像できないものだと思います。
コンクール期間はまだしばらく続きます。
もしご興味のある方は、ぜひYouTubeの配信や、公式Instagramから覗いてみてください。
素晴らしい演奏の数々にきっと心が動かされると思います。
またピティナのNOTEにはレポートや解説が載っていて非常に分かりやすく、より理解が深まるものと思います。
それでは今日も音楽のある一日を過ごしましょう🎹
アンサンブルコンサート終了しました
先日、バイオリンとチェロのお教室と合同でアンサンブルコンサートを開催いたしました。
ピアノトリオ、バイオリンデュオ、大人数のアンサンブル、ピアノ連弾など合奏の曲目のみで行いアンサンブルを楽しむ催しになっています。
子ども同士で組んだり、講師が入って一緒に演奏したり。
アンサンブルではソロ演奏とは違い、呼吸を合わせたり相手を感じ取って音を重ねていく難しさがあります。
どうしたら相手が弾きやすいか、自分はどう合わせたら良いかを考え、少しずつ気付きながら取り組んでいる姿に音楽を通して互いを思いやる心が育っているのを感じ、嬉しく見守らせていただきました。
ブレスなしでも鍵盤を触れば音が出るようなピアノを弾く人間にとって、息を合わせることを不可欠なこととして感じることは大きな意義だと思います。また、すぐそばでバイオリンやヴィオラ、チェロの音が響く環境に身を置くことで、ピアノだけでは得られない刺激や新鮮な感覚を味わえたことと思います。
今年で3回目のこの企画。
講師のお二人、何よりご参加頂く皆様のおかげで楽しく開催できていますことに心より感謝申し上げます。
もちろん全員参加ではありませんが、「挑戦したい!」と思ったときに、その思いを受け止められる場をこれからも定期的に準備していきたいと考えております。
ご参加頂き本当にありがとうございました♪
また来年もお楽しみに♪
講師演奏はドビュッシーのピアノトリオを演奏しました。
18歳、パリ音楽院に在籍中のドビュッシーによって書かれたこの作品はよく知られているドビュッシーらしさとはまた違う、とてもロマンチックな曲です。 水の流れのように湧き出る旋律、色彩が移り変わるような音の景色は若き日の彼ならではの瑞々しさに溢れており天才としか言えない!そんな大好きな曲をご一緒して頂いたお二人には感謝しかありません。
まだまだ未熟な点もありますが大好きな曲を皆さまと分かち合えたことが嬉しく、また次の機会に向けて大切に練習していきたいと思います♪
お聴き頂きありがとうございました。
夏休みが終わりました
こんにちは。長崎市のピアノ教室スタジオアポロ主宰の野中です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
夏休みもあっという間に過ぎ、朝晩には少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今年の夏も、教室ではたくさんの生徒さんがコンクールやオーディションに挑戦されました。
夏休みの終わりに行われた「若い芽のコンサート」オーディションでは、教室から1名が本選コンサートへ選出、2名が優良賞、1名が奨励賞を頂きました。
本当におめでとうございます。
長崎県主催のこちらのオーディションは、無料で参加できるものの、多くのコンクール経験者が集まり更に選出は十数倍にのぼる大変狭き門。
今年はピアノ全体でいうと108名の応募から9名が選ばれるという厳しい選考でした。
その中で教室から5名が挑戦し、1名が選ばれ次点の2つの賞に3名が入賞という素晴らしい結果をいただけたことは大きな励みとなりました。
会場ではほかの参加者の素晴らしい演奏に圧倒され、「皆さんすごかったです」と口々に語ってくれた生徒さんたち。その真剣な空気を肌で感じ緊張しながらも自分の演奏を届けた経験は、きっと何よりの財産になったことと思います。
音楽は、算数のように答えが一つに定まるものではありません。
教室では一方的に「こう弾いて」と押し付けるのではなく、音楽の内容を理解し自分の力で能動的に表現していくことを大切にしています。
その姿勢を評価していただけたことは、講師としても本当に嬉しく、目指してきた方向性に間違いはなかったと感じております。
もちろん入賞に限らず、
・同世代の真剣な眼差しに触れること
・努力の積み重ねに気付くこと
その一つひとつが、子どもたちにとって大切な学びとなります。
普段は孤独に取り組むピアノだからこそ、「こんなに頑張っている仲間がいるんだ」と感じられる機会は心を強くし、次の挑戦への力になることでしょう。
支えてくださった保護者の皆さまへも心より感謝申し上げます。
日々の声かけや送り迎え、生活の中でのご理解と応援があってこそ子どもたちは大きな舞台に立つことができました。
また今年は日本クラシック音楽コンクール予選、音の夢、九州新聞社、ヴェルデ音楽コンクール本選大会などでも多くの生徒さんが入賞されました。
皆さま本当におめでとうございました。
この先の本選や受賞者演奏会へと進まれる方々も多くまだまだ挑戦は続いていきます。
一緒に頑張ってまいりましょうね。
そして教室全体としては今週末に控えるアンサンブルコンサート、そして冬の発表会に向けての準備が始まっています。
またこちらの様子もお伝えしていけたらと思っております。
熱い夏が終わり、実りの秋へとこれからも生徒さん一人ひとりの歩みに寄り添い音楽を通して豊かな時間を積み重ねていけるよう努めてまいります。
夏の発表会が無事に終了しました
こんにちは。長崎市のピアノ教室スタジオアポロ主宰の野中です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
先日、夏の発表会が無事に終了しました。
ご参加頂いた生徒の皆さん、そしてご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。
年に3回(夏・秋(他教室との合同)・冬)行っている発表会のうち、夏は小さめの会場で気軽にご参加いただける雰囲気を大切にしています。
今回は普段のテキストから、またはコンクールの曲を、とそれぞれの目標に向かって丁寧に準備を重ねてきました。本番では素敵な演奏にたくさんの驚きと感動をもらいました。
お借りしたピアノはコンサートグランドのCFⅢ。
普段と違うピアノを弾くことも大切ですね。
響きを感じることができたでしょうか。
日々の練習やレッスンの中に、どんなに小さくても良いから目標があると励みになりますね😌
お互いの演奏を聴くことで刺激にもなったと思います。
夏休みの始まりの忙しい時期にご参加頂き本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
そして、夏の会では毎年さまざまな楽器のワークショップを開催していますが今年はオーナーさんのご厚意により、特別に「チェンバロ(キャビネットチェンバロ)」をご用意いただきました。
バロック時代の音楽とチェンバロについて簡単にお話やクイズをしたあと、生徒さん、ご希望のお父様お母様皆さんで楽器に触れて音を出してみる時間を設けました。
ピアノとは逆の鍵盤の色や音が出る仕組みの違いなど…見た目は似ていても、触ってみるとたくさんの発見があったと思います。演奏する曲の時代背景、使用していた楽器の特徴を知ることは音楽の理解をより深める大きな助けになり更に興味関心も湧くことと思います。
インターネットなどで色んな情報が簡単に手に入る時代です。
動画や画像など今までと比べものにならない量の情報のおかげでどんなことでも知識として見て知ることができますが、そんな世の中で実際に触れて体験することの大切さ、強さもあらためて感じます。
1人でも面白いな、楽しいなと思ってくれたら良いなと思っています。
これからも楽しく学びながら豊かな音楽の時間をともに重ねていけたらと思っています。
〜内容を改めて確認されたい生徒さんへ〜
クイズの内容を記しておきます。ご参考ください♪
【クイズ】
バロック時代は日本で言ういつの時代?
①ジュラ紀🦕
②江戸時代👘⭕
③昭和📺
※バロック時代は1600〜1750年長崎でいうと出島が1636年に完成しています。
それぞれの時代の偉人ですとJ.S.バッハ(1685〜1750年)江戸幕府第8代将軍徳川吉宗(1684〜1751年)
バロックの言葉の意味は?
①きれいな貝がら
②ゆがんだ真珠⭕
③小さなサンゴ
ポルトガル語で「ゆがんだ真珠」という意味の「バロッコ」からきています。
黒と白が逆だった理由は?
①指を白く美しく見せるため
②象牙(白鍵の素材)が高価だったから
③黒檀(黒鍵の素材)が軽いから
→全部⭕諸説ありますが、上3つとも説が出ています。
🏰バロック建築⛪
ウィーン国立図書館
カールス教会(ウィーン)(2015年撮影)
6月
こんにちは。長崎市のピアノ教室スタジオアポロ主宰の野中です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
気がつけばもう6月。新年度が始まり、あわただしく日々が過ぎていくなかで気づけばあっという間に時間が経ってしまいました。
この春は教室として新しい試みに取り組むことが多く、その準備や勉強に集中していたこともありSNSやブログでの近況の更新が滞りがちになってしまって...。更新を気にかけてくださっていた方がいましたら少し間が空いてしまって申し訳ありませんでした。
さてこの春、教室ではいくつかの新しい取り組みをスタートさせました。
そのひとつが大人の方を対象とした小さな発表の場です。
大橋町のフォルピーズカフェをお借りして月に一度、「ほっとひとときコンサート」としてゆったりとした雰囲気のなかで人前で演奏する機会を設けることにいたしました。
楽器を習ったことのない方や始めたばかりの方が安心して参加できるような温かな雰囲気に、そして演奏後には簡単にお茶をしながらお話しています。
楽器を楽しむ、音楽を楽しむと言っても、家事や子育て、介護やお仕事など毎日さまざまな役割を担い忙しい日々の中なかなか音に集中できる時間を持つというのは難しいと感じております。そんな毎日の中で出来る時に出来ることを。無理なく続けていくこと、ご自分のペースで音楽に向き合う姿、そしてお話を聞いて私自身もたくさんのことを学ばせていただいています。
6月で4回目になりますがこれからも楽器の演奏、音楽をする人たちの交流の場として心から楽しめるよう育てていけたらと願っています。
また、4月からは在籍生の方を対象に英語+ピアノレッスンも始まりました。
英語レッスンに関しましては2月から3月にかけてご承諾頂きました生徒さんにモニターとしてご協力いただき、約60コマ分の試行を重ねながら教材や進め方の調整を行ってまいりました。
4月から募集を行い現在は5名の生徒さんがそれぞれの目標に合わせたスタイルで英語とピアノのレッスンを楽しく受けてくださっています。
英検の準備、日常会話の習得、学校の授業のサポートなど目的はさまざまですが、どの生徒さんも前向きに取り組んでくださっていてとても嬉しく思っています。
今のところは時間の都合やピアノの基礎を大切にしたいという思いから、在籍生の方に限ってのご案内となっておりますが今後少しずつ広げていければと考えております。
また英語に関してはもうひとつ。小さなワークショップを5月に行いました。
これまで個別レッスンで取り入れていた英語のロールプレイを他のお友達とも一緒に楽しめたら…という思いから、「お買い物ごっこ」などの活動を行いました。 楽典のグループレッスンのようにこちらも今後は定期的に開催していけたらと考えています。
そしてもちろん通常のピアノレッスンについても少し。
春の間はゴールデンウィークのお休みや運動会などイレギュラーなことも多いなか生徒の皆さん本当によく頑張って通ってくれました。
今年はブルグミュラーが終わりソナチネへ進んだ生徒さんもたくさんいらっしゃいまして、また素敵なクラシック音楽への出会いを広げています。
今年度からはドイツ語や英語の音名にも、少しずつ触れはじめています。
演奏のテクニックも音名も一度で完璧に覚えるのは難しくても、繰り返し触れることで自然と身についていくもの。
無理のないペースででも着実に力がついていくよう丁寧なレッスンを心がけていきたいと思います。
7月には発表会も開催予定のため現在準備中です。
夏は楽器ワークショップも同時開催。皆様に新たな体験をお届けできると思いますのでお楽しみに。
音楽のある日々を通して、お子さまたちの可能性がのびのびと広がっていくようなそんな環境づくりに努めてまいります。
何だか駆け足になってしまいましたが6月初めの近況報告でした。
どうぞ今後とも、あたたかく見守っていただけましたら幸いです。



















